韓国で「第2の全盛期」狙う日本車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.14 10:05
日本車が躍進している。韓国だけでなく米国と中国でも日本車の勢いが目立つ。韓国の自動車市場では10年ぶりに日本車の「第2の全盛期」が来るとの見通しまで出ている。2000年代中盤まで韓国の輸入車市場を席巻した日本車は2008年の経済危機以降は円高とトヨタの大規模リコールなどによりドイツ車に王座を明け渡した。しかし最近になりディーゼル排出ガス不正に巻き込まれたドイツ車の不振を日本車が機会として活用している。
韓国輸入自動車協会によると先月の日本車の韓国輸入車市場のシェアは22.5%だった。シェア20%を超えたのは2012年12月以来となる。ブランド別の販売順位も際立っていた。1位と2位は依然としてメルセデスベンツ(5471台)とBMW(3188台)だったが、レクサス(1091台)、トヨタ(1047台)、ホンダ(1001台)がそれぞれ3位、5位、6位を記録し、日産(593台)も10位以内に入った。特にレクサス「ES300h」はベンツ「Eクラス」を抜きベストセラーカーとなった。
これに対しドイツ車は販売台数が前年同期比2.2%減少し、シェアはディーゼルゲート発生前の2015年9月の74.6%から50.2%まで落ち込んだ。ドイツ車の武器だったディーゼル車はディーゼルゲートによりむしろ欠点になっている。