【社説】景気回復動向が不安だが危機説まで襲った韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.09 08:47
韓国企画財政部は昨日、韓国経済の回復傾向が強固ではないとの内容の経済動向を発表した。6月の鉱工業生産が減少傾向に転じ、製造業の平均稼動率は下落したということだ。また、雇用増加幅は1年前より7万4000人減った。1日前に韓国開発研究院(KDI)も「半導体中心の設備投資改善は維持されているが、他の部門の需要増加傾向の調整が目に見えている」としながら景気改善の傾向が多少弱まっていると明らかにした。
要するに、景気回復傾向が不安だという診断が相次いでいるが、対応策は見当たらない。むしろ投資心理を冷え込ませるような経済政策が後を絶たない。文在寅(ムン・ジェイン)政府は主要な輸出競争国の傾向とは違い、法人税引き上げのカードを選ぶことで零細商工人・中小企業に負担になる最低賃金の引き上げに力を与えた。