【取材日記】半導体の超好況の中で「生産が減った」という韓国統計庁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.01 17:17
「生産が減るには設備が減るか、以前には稼動していた工場が今は休んでいなければならないのではないですか。注文が数カ月間滞って忙しく工場を稼動しているのに生産が減る可能性があるのでしょうか」
「4月の統計もおかしかったですが、これはもっとおかしいですね。当社の実績が分からないはずがないのに、なぜこのような統計が出たのでしょうか」
私だけがおかしいと感じているわけではなかった。企業も驚いたという。統計庁の6月産業活動動向のことだ。7月28日に発表されたこの統計は6月の半導体生産が前月より3.9%、昨年同月より12.4%減ったと発表した。ちょうどSKハイニックスが四半期の営業利益3兆ウォン(約2649億円)を史上初めて突破し、サムスン電子の半導体部門が4-6月期に8兆3000億ウォンの営業利益を上げたという実績が発表された、まさにその時点だった。