【コラム】進歩経済政策で共感できる部分=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.14 15:38
進歩政府は財政を湯水のように使っているという印象を与える。成長よりは分配に焦点を合わせて福祉を拡大したところ、財政を動員するほかはないからだ。保守政党である第1野党と保守知識人は無条件的な政策だと批判している。低成長時代に国の蔵に食い込み、結局、未来世代に負担を押し付けるだけだと主張している。
文在寅(ムン・ジェイン)政府の支出計画を見ると、そのような懸念が出るのは当たり前だ。基礎年金を50%引き上げて30万ウォン(約2万9000円)に拡大し、児童手当て10万ウォンを新設することにしたうえに、ヌリ課程(満3-5歳無償保育)の予算に対する政府支援も増やす。このような形で201の公約実行に5年間178兆ウォンの財政が投入される予定だ。この過程で足りない税金は大企業と高所得層の実効税率を高めて充てる計画だ。これに対して、いわゆる保守既得権層の不満が多い。