危機の韓国観光産業…沈滞長期化も
ⓒ 中央日報日本語版2017.07.12 06:59
中国政府がことし3月に出した「禁韓令」(韓国旅行禁止措置)以降、中国人観光客が急減する中、韓国観光業界の沈滞が長期化するおそれがあると懸念する声が上がっている。
韓国観光公社は11日、ソウルで観光複合危機対応のための懇談会を開催した。同社によると、禁韓令以降、韓国を訪問した外来観光客数は前年に比べて3月11.2%、4月26.8%、5月34.5%など、毎月それぞれ10%減少している。韓国観光公社関係者は「観光産業がことしL字型減少となり、沈滞が長期化するかもしれない」と懸念をにじませている。
年末まで沈滞が続く場合、2015年中東呼吸器症候群(MERS)時に比べて、インバウンド市場は最大5倍以上萎縮し、さらには2007年の内国人出国者数(1332万人)が外国人入国者数(645万人)の2倍を上回る悪夢が再現される可能性もあると同社は予想している。