米国放送・映画界の人種差別問題の中心に立った韓国系俳優(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.10 14:00
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米国CBSドラマ『Hawaii Five-O』に出演した韓国系米国女優のグレイス・パーク(左側)と同じく俳優のダニエル・デイ・キム。
最近、韓国系米国俳優のダニエル・デイ・キム(49)とグレイス・パーク(43)が米国CBSのドラマ『Hawaii Five-O』シーズン8を控えて降板を発表した。シーズン1からレギュラーとして中心的な役を演じてきた2人だった。キムはフェイスブックを通じて「CBSが提示した新しい契約条件に同意できなかったため降板を決めた」と明らかにした。キムは「平等に向かう道は平坦ではない。アジア系米国俳優がチャンスをものにするのは本当に難しいことだ」と打ち明けた。
キムは具体的な事情を明らかにしてはいないが、現地メディアによると、他の白人俳優に比べて特別な理由もなく10~15%ほど低い出演料を提示されたことが原因だった。人種差別要素が多いため、米州韓人委員会(CKA)は5日、声明を通じて「人種に関係なく平等な出演料を支払うことがすなわち多様性を受け入れること」としながら「今回の事態はダニエルとグレースだけの問題ではなく、今後ハリウッドに進出しようとしているすべてのアジアン・アメリカン、コリアン・アメリカン俳優や私たち皆の権益に関連した重大な事案」と強調した。台湾系米国女優のコンスタンス・ウーもツイッターを通じて「あなたの価値はよく知っている。対抗することを恐れないで」とエールを送った。