韓経:【社説】韓米首脳会談の第一課題は揺るぎない安保同盟の確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.29 13:08
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29-30日(現地時間)に行われるトランプ米大統領との首脳会談のため訪米した。今回の会談は過去のどの首脳会談とも性格が違う。血盟という両国の間に、THAAD(高高度防衛ミサイル)配備をめぐり前例なく妙な葛藤と緊張が続いている中で行われるという点でそうだ。会談の結果しだいでは、対北朝鮮政策はもちろん、韓米同盟と在韓米軍の地位にも変化が生じる可能性も排除できない。新政権だけでなく大韓民国の未来がかかる重大な会談だ。
米国は現在、北朝鮮の挑発に過去のいつよりも現実的な危機感を感じている。北弾道ミサイルの米本土攻撃の可能性が現実になっていく時点で、拘束されていた大学生のワームビア氏が送還後に死亡し、忍耐の限界に達した感じだ。「報復」「打撃」などの言葉が出ている中、ティラーソン米国務長官が「必ず責任を問う」と公言した状況だ。トランプ大統領はCIA(米中央情報局)に毎日のように北朝鮮の動向を尋ねているほどという。