韓経:【社説】北から剣突を食った南北単一チーム構成提案
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.27 14:03
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先週末、茂朱(ムジュ)で行われた世界テコンドー選手権大会の開会式で平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)での南北単一チーム構成を提案した。文大統領は北朝鮮国際オリンピック委員会(IOC)関係者と北朝鮮テコンドー演武団が出席したこの日の行事で「1991年に初めて南北単一チームを構成して最高の成績を出した世界卓球選手権大会と世界青少年サッカー大会の光栄をまた見たい」と述べた。新政権発足後に初めて行われた南北スポーツ交流を来年2月の平昌冬季五輪単一チーム構成につなげようというメッセージだ。
文大統領は張雄(チャン・ウン)北朝鮮IOC委員に「多くの関心と協力をお願いする」とし「大韓民国政府も必要な努力をする」と伝えた。しかし北朝鮮側の反応は冷たかった。張雄委員は「スポーツに先立ち政治の地盤が固められなければいけない」とし「スポーツを政治と関連づければ非常に難しい」という訓戒のような表現もした。スポーツ交流拡大に先立ち対北朝鮮制裁や高高度防衛ミサイル(THAAD)のような障害から除去するべきだという意味と解釈できる。