駐韓米大使館19分間包囲し「THAAD反対」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.06.25 10:27
韓米首脳会談を5日後に控えた24日午後、ソウルの都心部では高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に相反する立場を持つ進歩団体と保守団体のデモが同時に開かれた。小雨交じりの悪天候にもかかわらず、数千人の人波がソウル広場と大漢門の前に集まり、周辺道は激しい渋滞に見舞われた。
参与連帯と民主労総など90あまりの団体で構成されたTHAAD韓国配備阻止全国行動はこの日午後4時からソウル広場で「6・24THAAD撤回汎国民平和行動集会」を開いた。主宰側推定で約3000人が集まる中で『あなたのための行進曲』を一緒に歌い行事が始まった。参加者らは「住民生存を脅かさずTHAAD配備を撤回せよ」「THAADは行き平和は来い」などのスローガンを繰り返し叫んだ。金泉(キムチョン)から上京してきた女子中学生は演壇に上がり、「THAADに使う資金を統一費用に使おう」と叫んで拍手を受けた。この日デモに参加したある参加者は「THAADは北朝鮮の核ミサイルを防ぐのに何も効果がない。文在寅(ムン・ジェイン)大統領がトランプ大統領に会いTHAAD配備強要の不当さを堂々と指摘すれば良い」と話した。