【社説】ポルシェを抜いた現代車と東芝を買収したSKに拍手を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.23 09:02
現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」がポルシェとメルセデスベンツを抜き「2017自動車初期品質調査(IQS)」で1位を占めた。総合順位でも起亜車が1位を占め、現代車も上位圏である6位に上った。この現代車グループ会社は総合順位でBMW・フォルクスワーゲン・日産・トヨタ・シボレーなど、日本・米国・ドイツの主要競争企業を次々とリードした。このような調査結果は米国の有力市場調査機関J.D.パワーが昨日まとめたもので、現代車グループの製品競争力を客観的に見せており鼓舞的だ。
今回の新車品質調査は昨年11月から今年2月まで米国内で販売された新車を対象に購入後3カ月が過ぎた車両の顧客に233項目に対する品質満足度を調査し、100台当たり不満件数を示した結果だ。この調査で起亜車は昨年に続き、2年連続で総合順位の首位を守った。現代車は総合順位6位となったが、ジェネシスが高級ブランドのうち1位になる快挙を成し遂げたということに注目すべきだ。
自動車の販売競争が激しい海外市場で競争するには高級車を多く販売する必要がある。高級車はまず、収益性が高いうえに一般車種もこの名声を踏まえて消費者を攻略することができるためだ。このようなことから、ジェネシスが伝統の名車を全部抜いたのは絶え間ない品質経営の成果で、中国市場で苦戦している現代車のブランド競争力向上にもつながる。部品2万個が集約される自動車は製造業の結晶体であることから、中小部品・素材企業数千社を必要とするということから完成車会社の競争力向上に拍手を送るべきだ。