福島原発事故後停止された原発を再稼働、電気料金値下げする日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.21 09:31
関西電力が8月1日から電気料金を値下げする。高浜原発3、4号機の再稼働で約70億円の費用が削減されたからだ。2011年福島第1原子力発電所事故以降、大型電力会社が料金の値下げをするのは初めてだ。関西電力の岩根茂樹社長は19日、記者会見で「原価や競争状況、顧客の反応などを総合的に考えて電気料金の値下げを決めた」と明らかにした。2011年福島原発事故以来、関西電力は原発の稼働を停止して火力発電の稼動率を高めてきた。これによる費用上昇で電気料金を2回にわたって値上げした。しかし、2016年電気小売り全面自由化以降、小規模の民間電力会社との原価競争でリードされ1年間72万人の客離れを招いた。
他の大型電力会社に比べて原発の割合が高い関西電力は、原発停止による影響が大きかった。関西電力は16日、高浜原発4号機を再稼働したのに続き、来月4日にも3号機を再稼働する予定だ。
関西電力の原発再稼働は莫大な原発メンテナンス費用と関係がある。関西電力の場合、2015年には原発をほぼ稼動しなかったが、維持費用で2996億円を使った。関西電力は今年の秋、大飯原発3、4号機も再稼働する予定だ。