LNG・太陽光の高費用で…「原発ゼロ」日本は原子炉再稼働
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.20 15:44
「原発ゼロでも日本は発展できる」。2011年3月11日の東日本大震災による福島第1原発事故の後、小泉純一郎元首相は「反原発伝導師」に変身し、全国を回って講演している。事故から6年が経過した今年3月には福島を訪問し、「安倍政権が原発スイッチを再び入れようとしている」と強く非難した。安倍首相に意向を伝えるのかという記者の質問には「話しても聞かない。変わらないようだ」と断言した。
6年前、津波のため原発が無惨に爆発する場面を目撃した当時の菅直人首相は全国のすべての原発の稼働を中断し、2030年まで「原発稼働ゼロ」を宣言した。世界で唯一原爆を経験した国として原子力に敏感に反応する日本国民の懸念を払拭するための決断だった。民主党の没落で2012年12月に発足した第2次安倍内閣もその基調を継続した。しかし最近になって安倍政権は脱原発政策を全面的に見直し、原発の再稼働を急いでいる。まず原発の安全を管理・監督する原子力規制委員会の動きが明確になった。