俳優キム・スヒョンの４年ぶりのスクリーン復帰作、映画『リアル』が試写会を通じて公開される。映画『リアル』（イ・サラン監督）側によると、６月２８日公開を確定した『リアル』は、上映２日前である２６日メディア配給試写会を通じて公式に初公開され、２７日ＶＩＰ試写会、２８日に上映される。

通常、ほとんどのメディア試写会は映画公開２週間前に行われる。試写会以降、レビューなどを通して映画を待っている観客に事前情報を提供すると同時に、監督と主演俳優のインタビューを行い、広報計画の一環にしたものだ。

だが、クランクアップ後、上映まで１年以上の時間がかかった『リアル』は公開２日前にメディア試写会という異例の選択をした。

『リアル』側はこれに対して「ＣＧの作業分量が相当多く、日程に支障を来たした」と公式的な立場を明らかにした。これは、完ぺきな映画を公開するために熟慮した決定という見せかけの理由であり、結局映画の完成度にある程度の問題があったとのことを意味する。

『リアル』はアジア最大規模のカジノをめぐる２人の男の巨大な秘密と陰謀を描いたアクションノワールだ。久しぶりに映画でカムバックする韓流スターのキム・スヒョンの主演作であり、ガールズグループｆ（Ｘ）のメンバーから女優に転向したソルリがチェ・ジンリという実名を使って初めて演じた作品に関心が集まっている。ソルリの破格的な露出シーンも話題性が大きい理由の一つだ。

その他に、ソン・ドンイル、イ・ソンミン、キム・ホンパ、チョン・インギョム、チェ・グォン、ハン・ジウンなどが出演し、脇役として活躍したという。監督の交代など曲折を経た『リアル』が観客の心をつかむことができるか注目が集まっている。