韓経:【社説】懸念は増えて期待は減る韓米首脳会談
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.15 15:06
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29-30日に米国を訪問し、トランプ大統領と首脳会談を行う予定だと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が一昨日発表した。両首脳は来月初めにドイツで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議でも会う予定だが、これに先立ち米国で会談するということだ。対外挑発の程度を高めている北朝鮮問題をそれだけ深刻に受け止めていることが分かる。
北朝鮮の核・ミサイル問題に対する連携のほか、THAAD(高高度防衛ミサイル)、在韓米軍分担金、韓米FTA再交渉など、いつよりも大きな懸案が会談テーブルに上がる見通しだ。両国はひとまず会談を控え、同盟の重要性を同時に強調した。文大統領が会談日程発表直前に韓米連合司令部を訪問したのもそのためだ。これに応えるように米ホワイトハウスも声明で「ironclad(甲鉄、厳格)」という表現を使いながら「同盟強化案を議論する」と述べた。