韓国造船業の危機、弱者から襲った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.15 08:37
慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)に住むチェ・スン氏(39)は昨年初めに大宇(デウ)造船海洋を退職した。経理社員として勤務して21年ぶりだ。会社は2015年に5兆ウォン台の不良が明らかになり大規模な希望退職を実施した。チェ氏と同じ女性経理社員の大部分が「仕方なく」会社を離れた。大宇造船海洋の女性社員は1年間で606人から381人に減った。
造船業不況で巨済が苦しんでいる。巨済は就業年齢人口の半分が大宇造船海洋やサムスン重工業とその協力会社で働く造船業の都市だ。国内総生産の48.9%を製造業が占める「製造業の国」である大韓民国の縮小版でもある。