「THAAD配備を翻せばトランプに在韓米軍撤収の口実与えることになる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.13 13:30
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THAAD体系が配備された慶尚北道星州郡のTHAAD基地に8日、高機動性の大型戦術トラック(Hemtt)が配置された。周辺には在韓米軍の兵士が見える。
韓国が高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備のための環境影響評価を適正に進めることを決める中、もしもTHAAD配備決定を翻すれば、ドナルド・トランプ米国大統領が在韓米軍を撤収させる名分を与えることになりかねないとする主張が提起された。
韓半島(朝鮮半島)情勢に詳しい米国外交協会(CFR)のスコット・スナイダー上級研究員は12日(現地時間)、経済専門紙『フォーブス』に公開した「韓国のTHAAD配備中止は隠れた危険を伴う」と題する寄稿文でこのように明らかにした。
スナイダー氏は「文在寅(ムン・ジェイン)政府は、過去〔朴槿恵(パク・クネ)〕の政権下でTHAAD配備の決定が手続きが不透明な中で行われたと批判してきたため、決定過程の再検討は避けられない」としつつも、これがTHAAD配備そのものを撤回するほうに傾くべきではないと強調した。