THAAD4基の非公開追加搬入問題、韓米首脳会談には悪材料
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.31 14:47
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系1砲台は、通常、発射台6基で構成されている。発射台1基あたり8発の迎撃ミサイルが含まれているため、1砲台は全48発で構成されていることになる。だが、4月26日、在韓米軍THAAD体系配備先の慶尚北道(キョンサンブクド)星州(ソンジュ)ゴルフ場にはTHAAD発射台2基のみが配置され、残りの4基について軍関係者は「京畿道(キョンギド)の烏山(オサン)米軍基地に保管されている」と説明していた。2基だけをまず配備したことについて、軍関係者は「米国が韓国の新政府発足を考慮し、星州郡民の反対が激しくて追加配備時期をめぐりいろいろあった」と説明した。
星州ゴルフ場に配備されたTHAAD砲台は現在、正常稼働している。実際、今月14日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星-12型」を発射した当時、在韓米軍はこれを探知して韓国側に通知した。THAAD砲台の発射台が2基か6基かは、戦略的に特別な違いはない。だが、発射台と迎撃ミサイルの数が増えるほど、敵のミサイル攻撃に対する対応能力は当然向上する。より多くのミサイルを同時に迎撃することができるためだ。