韓経:「20年のビール職人が味をテスト…最高の済州クラフトビール生まれる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.24 13:58
済州(チェジュ)の挟才(ヒョプチェ)海水浴場から車で10分の距離にある翰林邑(ハンリムウプ)クムヌン農工団地。産業資材と農機械工場が並ぶここにクラフトビール醸造場が誕生した。米国クラフトビール1位の「ブルックリン・ブルワリー」と「済州ビール」が提携して設立した国内最大規模のクラフトビール醸造場だ。
19日に訪問した済州ビール醸造場には8月の正式稼働を控え、全職員が集まってワークショップをしていた。ムン・ヒョクギ済州ビール株式会社代表は工場の設備を一つずつ紹介し、約40人の職員に各自の顔が描かれたイラストレーションの額縁をプレゼントした。ムン代表は「済州ビールは生まれたばかりの赤ん坊と変わらない」とし「皆さんのすべての情熱を注いで一緒にうまく育てていこう」と述べた。
済州ビールの醸造場は年間最大2000万リットルのビールを生産できる。外食事業に携わってきたムン代表は2009年、米国出張中にクラフトビールを味わった後、「韓国でもおいしいビールを作ってみよう」と決心した。ブルックリン・ブルワリーは米国で約30年間、クラフトビール市場を牽引してきた第1世代と評価されている。アジアに醸造場を作ったのは済州が初めて。2月から醸造場設備を管理しているブルックリン・ブルワリーのアンドリュー・エティ・ブルーマスター(醸造責任者)は「世界トップの廃水管理施設会社を通じて廃水汚染を最小化する設備を適用した」とし「麦芽粉砕から酵母培養まで全過程を厳格に統制する最高の設備で、最もクリーンでおいしいビールを作る準備ができた」と述べた。