【コラム】故盧武鉉と大統領・文在寅(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.23 17:02
文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足から10日余り過ぎたが、すでに数カ間経ったようだ。一つ一つ列挙するのが難しいほど破格的な場面の連続のためでないかと思う。個人的に最も記憶に残る場面は光州(クァンジュ)民主化運動37周年記念式だ。
先週5・18墓地で挙行された記念式をテレビで見ながら、国家とは果たして何だろうかと考えた。国家指導者の役割についても考えた。大統領の演説に込められた鎮魂と慰撫、和解と統合のメッセージが粛然かつ切々と感じられた。指導者の言語にふさわしい響きと品格を感じた。思わず私の口からは「そうだ、これが国家だ」という言葉が出た。