【コラム】欧州人もはまる韓国特有の味と趣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.18 11:12
イタリア出身なので観光に関心が多い。イタリアは国内総生産(GDP)の10.2%が観光から出る味と趣の国だ。10年間に韓国の津々浦々を訪ねた私はその魅力にどっぷりとはまり欧州人が韓国をたくさん訪れない点が残念だった。2016年に韓国を訪れた外国人は1724万人に達するがこのうち欧州人は100万人にもならない。
そこで昨年韓国に旅行に来た欧州人の友人20人ほどと会い、良い点と嫌いな点、改善すべき事案を直接聞いてみた。標本は少ないが彼らから意味ある話を聞くことができた。共通した意見は、韓国は欧州人にとって特別なイメージがないという点だ。普通欧州人は日本といえば空手・着物・畳・芸者などの単語を思い浮かべる。中国といえば万里の長城・天安門・上海・毛沢東、そして珍しい食べ物などを考える。アジアでは韓国といえばだれでも化粧品・K-POP・ドラマ、そしておいしい食べ物などを連想する。だが普通の欧州人は韓国といえば大韓民国ではなく北朝鮮を思い浮かべるのが常だ。