セウォル号沈没海域で発見された遺骨、檀園高教師のものと判明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.18 08:57
「どう表現したら良いか分かりません。ひとかけらの骨として帰ってきた夫を喜ぶべきか、悲しむべきか…」
セウォル号未揚収者9人のうち初めて身元が判明した檀園(ダンウォン)高等学校教師の故コ・チャンソクさん(43)の遺族(妻)ミンさんは17日、記者に送ったコメントでこのように心情を表現した。また「夫の遺骸もまだすべて収拾できておらず、(家族の遺骸をまったく)収拾できていない家族もある」とし、婉曲にインタビューを断った。だが、ミンさんはコメントの中で「記事を書くのであれば、教師のコ・チャンソクについて書いてくれれば嬉しい」とし「ことしの『先生の日』はとても胸の痛い日だった」と付け加えた。
コさんは愛妻家で有名だった。ミンさんは檀園高と塀一つ隔てた檀園中学校の教師だった。コさんは塀の向こう側からミンさんにおやつを渡したり、誕生日や結婚記念日には花を送ったりするようなロマンチストでもあった。セウォル号惨事当時、ミンさんに「子育てに苦労をかけて申し訳ない」というSMSを最後に残した。