韓国急行電車、不良漏電遮断機をガムテープで固定して運行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.28 08:44
ITX(急行型電動列車)の漏電遮断機の役割を担っている主回路遮断機で火災が発生して列車が停止する事故が相次いで発生したが、運営会社のKORAIL(韓国鉄道公社)は遮断器の修理をまともに行わず、遮断機をガムテープで固定するだけの応急措置で列車の運行を続けていたことが分かった。
27日、鉄道業界によると、今月17日、ITX-セマウル号が京釜(キョンブ)線梅浦(メポ)駅付近で25分間停止した。このため、該当の路線を通る他の13本の列車に最長一時間の遅れが出た。主回路遮断機に火災が発生し、列車への電力供給が止まったことが原因だった。ITXは2万5000Vの特高圧電流が流れる電車なので、安定した電力供給および異常電力遮断の役割を担う主回路遮断機が核心安全装置だ。