【時視各角】韓国の新大統領が迎える確実な試練
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.25 15:38
23日に開かれたテレビ討論会で、大統領選候補はこの日の主なテーマである外交安保・政治問題は避け、関係のない話で時間を浪費した。国の存亡がかかる重大な懸案をこのように軽視してもよいのだろうか。
14日しか残っていない大統領選挙の結果は誰にも分からない。ただ、これ一つは確実だ。誰が大統領になろうと「ゴルディアスの結び目」のような外交的難題を就任と同時に一度に抱え込まなければいけない。
周辺4強のうちロシアを除いた3カ国とは大きな懸案が存在する。北核危機を共に解決するべき米国とは米軍駐留費分担金および自由貿易協定(FTA)をめぐり論議しなければならない。中国とは高高度防衛ミサイル(THAAD)配備、日本とは慰安婦少女像をめぐって対立している状況だ。このような難題4、5件が同時に、それも就任したばかりの大統領に降りかかることは前例がなかった。