【中央時評】「トランプ・ファースト」と韓半島戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.22 13:02
戦雲が漂う4月の韓半島(朝鮮半島)、米国と北朝鮮の激しい対立が危険だ。米国は韓半島前線陣地への戦略武器配備を通じて北朝鮮への軍事圧力を強化している。また、化学兵器使用を理由にシリア空軍基地への空襲を敢行し、さらにアフガニスタンのイスラム国(IS)の洞窟に「すべての爆弾の母」と呼ばれるGBU-43を投下した。これは恐るべき力の誇示であり、北朝鮮に対するぞっとするような警告だ。
北朝鮮も退かない。4月15日の金日成(キム・イルソン)主席生誕日105周年行事で崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党副委員長は「全面戦争には全面戦争で、核戦争には我々式の核打撃戦で対応する」と宣言した。翌日の4月16日、失敗はしたものの弾道ミサイル試験発射で対応した。4月25日に人民軍創設85周年を迎えて平壌(ピョンヤン)が6回目の核実験でも断行すれば、状況は大きく変わる可能性がある。