森友学園スキャンダルで「ポスト安倍」の動き…麻生・岸田派が勢力拡大競争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.21 09:03
日本の政界では安倍晋三首相だけが見えるという話がある。いわゆる「安倍一強論」だ。この構図が揺れている。「ポスト安倍」を狙って自民党内の派閥間で連帯を模索する動きが活発になっている。安倍首相と昭恵夫人がかかわった森友学園スキャンダルが続く中、7月の東京都議員選挙で自民党が敗北する可能性が提起され、安倍体制の亀裂は徐々に拡大している。
東京都議員選挙で自民党が敗れれば、安倍首相の早期失脚など党内の政界改編議論が強まる見込みだ。日本メディアは東京都民の支持率が70%以上の小池百合子都知事が主導する地域新党「都民ファーストの会」が今回の選挙で善戦すると予想している。安倍首相は11日の自民都連決起大会で「急に誕生した政党には、とても都政を支える力はない」と牽制した。安倍首相の支持率は50-60%と依然として高いが、状況は流動的だ。世論調査で回答者の3分の1が「支持する人がいないため安倍首相を支持する」と明らかにしているからだ。