韓経:【コラム】韓国の安保と雇用という二兎、防衛産業の改革で追える(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.19 11:14
北朝鮮による核・ミサイルの試験発射で安保脅威が高まっている中で、内需景気は「金英蘭(キム・ヨンラン)法」に続き、THAAD(高高度ミサイル防衛体系)に対する中国政府の経済報復で旅行・観光・食べ物・宿泊業が打撃を受けるなど停滞している。特に、今年2月の若者の失業率は12.5%で、過去最悪の水準であることが分かった。幸いに、ことしの第1四半期の輸出額は前年同期に比べて14.9%増加するなど、製造業は回復傾向を見せているが、3年前に比べれば96.3%水準だ。最近、輸出の増加は石油化学、半導体など既存の主力・装備産業の中心となっており、新たな雇用創出には限界がある。
内需不振、構造調整にともなう高い失業率の解消と若者の雇用創出に向けた新成長エンジンの発掘が切実だ。