【社説】米副大統領の強硬メッセージ、北朝鮮は胸に刻むべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.18 15:19
中国の面子を立てるために柔軟な立場表明をするかもしれないという観測とは違い、ペンス米副大統領の対北朝鮮メッセージは予想以上に断固たる内容だった。ペンス副大統領は昨日、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行との共同会見で「戦略的忍耐は終わった」とし「すべてのオプションがテーブルの上にある」と明らかにした。続いて「北朝鮮は米大統領の決意と米軍をテストしない方がよいだろう」と強調した。誰か見ても金正恩(キム・ジョンウン)政権が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射試験というレッドラインを越えれば、軍事的対応もあり得るという暗示だ。
今月初めに開かれた米中首脳会談で北朝鮮問題が深く議論された。ここで中国の習近平国家主席は柔軟な対応を注文したという。米国も習主席の体面を考慮した態度を見せるかもしれないという観測があった。しかし昨日のペンス副大統領が見せた対北朝鮮圧力はいつよりも強かった。ペンス副大統領は「トランプ大統領が明らかにしたように中国が北朝鮮に適切に対処できなければ米国と我々の同盟国がする」と述べた。中国に向かって「強硬対応をしなければ独自の行動も辞さない」と警告したのだ。