【社説】セウォル号3年、静かに整理して教訓も忘れないように
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.17 13:43
国民のみんなが心を痛めていた3年の歳月だった。昨日、京畿道安山(キョンギド・アンサン)・全南彭木(チョンナム・ペンモク)港・木浦(モクポ)新港、仁川(インチョン)など全国の所々には黄色い波が起きた。2014年4月16日に沈没したセウォル号の3周忌を迎え、市民は焼香所を訪れその日の悔恨と教訓を再確認した。号泣する犠牲者家族を心より慰める姿は感動的だった。
あと残された課題は明らかだ。セウォル号をめぐるすべての疑惑・不信・葛藤を解消して和合の道へ進め「安全な大韓民国」を作ることだ。その第一歩が安全な船体調査と9人の行方不明者の捜索だ。沈没して1091日が過ぎた11日、木浦新港に陸揚げされたセウォル号は錆がつき、客室が崩れた惨憺たる状態だ。海洋水産部は18日、内部捜索計画を発表して19日から本格的に捜索に出る予定だ。8人の専門家で構成されたセウォル号船体調査委員会が現場を直接確認して調査を行う。