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日中間激しい軽空母競争…熱くなる西太平洋

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.31 09:59
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海上覇権を握るため、日中間の軽空母競争が激しい。領有権をめぐる紛争が起きている東シナ海・南シナ海や西太平洋での影響力を強化するための措置だ。両国が軽空母の確保に力を注いでいるのは比較的に一般空母に比べて安いながらも、局地的戦闘で効果を発揮することができるためだ。軽空母は4万トン級以下の艦艇で、一般空母の半分、または3分の2規模だ。

日本の海上自衛隊は22日、軽空母である「加賀」を実戦に配備した。横浜港を母港とするこの艦艇は、攻撃用ヘリコプターを14台まで載せることができる。加賀は2015年就役した「出雲」に次ぐ2番目の出雲級軽空母だ。長さ248メートル、幅38メートル、最大排水量は2万7000トンだ。

 
既存の出雲艦は5月から中国と領有権をめぐって対立している南シナ海のシンガポール・インドネシア・フィリピンなどに寄港した後、米国との海上演習に参加する予定だ。その他にも海上自衛隊はひゅうが型護衛艦(1万8000トン級)2隻を保有している。

これに対抗して中国は075型強襲揚陸艦(4万トン級)を建造している。この艦艇は最大30台の武装ヘリコプターを搭載することができ、同時にヘリコプター6台を離陸させることができる。30日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、人民解放軍海軍司令員(司令官)沈金龍中将は26日、上海滬東中華造船所を訪問した。建造作業を点検して激励するためだ。沈金龍司令員は「滬東中華造船所は、護衛艦・揚陸艦のゆりかご」とし、「戦艦はその時代の工芸品という考えで船を作ってほしい」と呼びかけた。この艦艇は2年後に完成され、試験運航を経てから2020年ごろ、実戦配備される予定だ。

軍事専門家のマカオ国際軍事学会の黄東会長は「中国は071型揚陸艦など多くの大型軍艦と空母を保有しているが、超大型強襲揚陸艦の不足で作戦能力が依然として限られている」とし、「075型が実戦配備されれば、米国に次ぐ世界2位の海軍として浮上するだろう」と期待を寄せた。中国海軍はすでに2万~2万5000トン級の071型揚陸艦「昆崙山」「井岡山」「長白山」「沂蒙山」などを運用している。最近、中国は2万人規模の海兵隊の兵力を10万人に大幅増強し、強襲揚陸艦の拡充に出るなど、上陸戦の強化に注力している。南シナ海での領有権紛争以外にも、独立を目指す蔡英文総統に圧力をかける思惑があると考えられる。

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