韓国で『銀河鉄道999』40周年記念展示会…松本零士氏訪韓(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.27 08:58
「みなさんは永遠の命がほしくないですか」。26日午後1時、ソウル・芸術の殿堂ハンガラム美術館の廊下で突然質問が投げられた。重い質問を投げたのは漫画『銀河鉄道999』の作家松本零士(79)だ。1977年の『銀河鉄道999』発表から40周年を記念して展示会を開き初めて韓国を訪れた。
松本の代表作である『銀河鉄道999』は当時としては遠い未来である2221年を背景に、星野鉄郎が永遠に生きる「機械の体」になろうと助力者であるメーテルとともに銀河鉄道999に乗りアンドロメダに向かう漫画だ。列車が途中で停車する各惑星の衝撃的な様子は「永遠の命と人間らしさ」に対する奥深い質問を投げかけ、漫画を超える哲学的作品という評価を受けた。日本はもちろん韓国でも大人気を博した。
1938年生まれの松本は、「私は落ちた弾丸を拾いながら遊んだこともあり、戦場で銃に撃たれたこともある。そうした環境で『人は命が限られているから一生懸命に生きる』と考えるようになり、これを『銀河鉄道999』に反映した」と話した。