<セウォル号引き揚げ>未揚収者9人はどこに…目撃者、1~2メートルゆがんだ船尾に注目
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.24 14:44
「引き揚げ過程を昨日からやきもきしながら見守った。今はただ弟とおいを含む9人全員をできるだけはやく見つけてくれることを願うだけだ」。セウォル号事故の未揚収者クォン・ジェグンさん(事故当時52歳)、クォン・ヒョッギュ君(当時7歳)親子の兄であり伯父であるクォン・オボクさん(63)の声は物静かではあるが切実だった。
23日、セウォル号が水面上に姿を現した。最も大きな関心は未揚収者9人の行方だ。捜索作業は海中と陸地の両方で行われる。引き揚げ過程で9人の未揚収者が船外に流失するおそれがあるためだ。セウォル号船体の周辺には横200メートル、縦160メートル、高さ3メートルの遮へい膜が設置されている。引き揚げが最終段階に達すればダイバーが投入されて水中捜索作業が行われる。