スローガンに終わった朴大統領の経済政策…憂鬱な韓国経済(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.02 15:55
「基礎がしっかりとした経済、躍動的な革新経済、内需と輸出が均衡した経済を作る」。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は2014年1月6日、「新年国政構想」の発表でこのように述べた。このために朴大統領は「経済革新3カ年計画」を発表すると宣言した。朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領時代の1962年に始まった経済開発5カ年計画の影が見えた。「開発」が「革新」に、「5年」が「3年」に変わっただけだった。
企画財政部など経済関連部処は驚いた。事前に全く協議されていなかったからだ。さらに前月の2013年12月にすでに「2014年度経済政策方向」を出した後だった。政府はあたふたと「2月末までに具体的な内容を用意する」と明らかにした。その年の2月25日、経済革新3カ年計画が姿を現した。韓国経済の青写真をわずか2カ月間ほどで完成させたのだ。二番煎じ・百貨店式の政策の羅列は必然的な結果だ。経済革新3カ年計画の細部項目は59項目にのぼった。公共機関改革からベンチャー・創業活性化、家計負債の管理など多様な内容を入れたが、細部実行計画は政府が既に推進した政策と変わらなかった。