「世界最悪の航空会社」高麗航空、事実上北朝鮮軍の下部組織
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.23 13:43
過去5年連続「世界最悪の航空会社」に選ばれ、国際社会で嘲弄されてきた北朝鮮の高麗航空がもう一度、世間の注目を集めている。高麗航空の職員が金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺事件にかかわったという事実が22日、明らかになったからだ。マレーシア警察当局はこの日、記者会見で「マレーシアに滞在中の高麗航空職員キム・ウクイルさん(37)が金正男氏暗殺に加担した」と明らかにした。
高麗航空は北朝鮮空軍と密接な関係があり、事実上北朝鮮軍の下部組織と見なされている。東国(トングク)大学北朝鮮学科のキム・ヨンヒョン教授は「偵察総局など北朝鮮の情報機関の要員が航空会社のような企業の職員に装う場合がある」とし、「キム・ウクイルさんが航空会社の職員という身分を利用して暗殺犯の入国や逃走を助けた可能性がある」と分析した。