韓経:【社説】安倍首相「実利外交」の勝利、韓国なら可能だろうか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.15 11:28
安倍晋三首相は昨年11月にトランプ氏の当選が確定した後、外国のトップとしては最初に米国に駆け付けた。トランプ氏の就任前の非公式的な会談だっただけに、詳細な対話の内容は公開されていないが、新たなホワイトハウスの主人と早目に「アイスブレイク(icebreaking)」を行った。当時は、金色の最高級ドライバーをプレゼントした。安倍首相は大統領に就任したトランプ氏との首脳会談のために、先週3カ月ぶりに再び米国を訪問した。それまでトランプ氏はTPPからの離脱を表明し、日本の自動車業界に苦言を呈したのみならず、日本を為替操作国と認定するなど反日的な言動を繰り返した。
だが、安倍首相は不愉快な気配を見せずに、改めてトランプ氏と首脳会談を行い、専用飛行機にも同乗してゴルフもした。米国に70万個の雇用を創り出すという「朝貢セット」をプレゼントし、その代わりにアジア・太平洋地域における安保同盟の強固さを再確認した。尖閣諸島で武力衝突が生じると、米国が介入するという約束も取り付けた。北朝鮮に対する協力も再確認した。