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【取材日記】イルカと共生する「クジラ都市蔚山」目指してこそ…日本輸入イルカ、斃死で波紋

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.15 10:39
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「イルカを水族館に入れておいて見たほうがいい、それとも逃してやったほうがいい?」(母親)

「うーん、逃してやったほうがいいかな」(息子)

 
14日午後2時ごろ、蔚山市(ウルサンシ)南区のクジラ生態体験館で会ったホ・ギョンヘさん(38)と息子のチョ・ヒョンギュくん(6)の会話だ。母親のホさんが「イルカ輸入問題を見ながらあなたの考えはどうかなと思ったの」と言うと、幼稚園に通う息子のチョくんは「目の前で見れるのはいいけど(イルカが)苦しそう」と反応を返した。

「クジラ文化特区」を標ぼうしてきた蔚山市南区で、最近飼育クジラの虐待論争が熱い。先月、日本からのイルカ輸入計画が伝えられた時、動物保護団体が「狭い水槽でイルカを飼育するのは動物虐待だ」と反発した。それでも9日にはイルカ2頭が輸入され、このうち1頭がそれから5日後の13日午後に死んだことで論争がヒートアップしている。2009年にクジラ生態体験館が開館して以来、計6頭のイルカが死んでいる。動物自由連帯のチョ・ヒギョン代表は「イルカが輸入過程で生命を脅かされるような環境にさらされた。蔚山市南区と環境部・海洋水産部はイルカの輸入を中断しなければならない」と主張した。

南区側は14日、解剖検査のために死んだイルカを慶北(キョンブク)大付設動物病院に移送した。

南区関係者は「イルカを見に毎年45万人の観光客が集まるが、現在飼育中のイルカ3頭は老齢なので、輸入する以外になかった」としながら「現在、全国の水族館と海洋テーマパークでイルカ40頭余りを飼育している」と釈明した。

だが、国内外で動物権益保護の声が高まりながらイルカの飼育規模やイルカショーは減少の一途だ。米国の海洋テーマパーク「シーワールド(Sea World)」は昨年、飼育中のシャチの繁殖を中断すると発表した。韓国内では2013年にソウル大公園がチェドゥリ(ミナミハンドウイルカ)を故郷の済州(チェジュ)近海に放した。

蔚山市南区はクジラ体験館を昨年10月に一時休館して水族館を建て直し、今月7日に再開館しながら「飼育環境を改善してイルカショーをイルカ生態説明会に変えた」と強調した。だが、動物虐待論争はなかなか鎮まらない。イルカの商品化で観光客を呼び込み、地域経済を活性化させようとする努力をただ非難するばかりはできない。だが、人間とイルカが共生する「エコ生態観光モデル」をしっかりと提示しなければ、動物虐待論争は収まらない。

チョ・ヒギョン代表は「オーストラリアや米国、ハワイでは(動物虐待論争を避ける代案として)海に行ってイルカを観察するプログラムを運営している」と助言した。ちょうど蔚山長生浦(チャンセンポ)には「狭い水族館」に代わる東海(トンへ、日本名・日本海)という「広い天然の水族館」がある。蔚山市南区が現在運営中の「クジラ海」旅行船プログラムを大幅拡大するのもこの代案になりそうだ。

チェ・ウンギョン/ナショナル部記者

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