【コラム】中国が抜けた粒子状物質対策の空しさ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.14 15:18
冷たい北風が吹くと空気が澄み、寒さが少し和らぐと粒子状物質(微細粉塵)が猛威を振るう。三寒四温の代わりに「三寒四微」という言葉も出るほどだ。三日は寒くて、四日は粒子状物質に苦しめられるのが冬季の韓半島(朝鮮半島)天気の特徴になったということだ。
先月、ソウルのPM2.5(微小粒子状物質)の月間平均値は1立方メートル当たり33マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)にもなった。ソウル市がPM2.5の月間平均値を公開した2013年10月以降で最も高かった。昨年、ソウルのPM2.5の年間平均濃度は26マイクログラムで世界保健機関(WHO)の勧告基準である10マイクログラムをはるかに上回ったことはもちろん、韓国の年間環境基準25マイクログラムまで越えた。