北朝鮮が今月１９日に開幕する札幌アジア冬季競技大会に出場できることになった。

共同通信、ロイターなどの通信社は６日、「日本政府が札幌冬季アジア大会への出場を申請した北朝鮮代表選手らの入国を認める方針を固めた」と伝えた。

日本政府は４回目の核実験および長距離弾道ミサイル発射などにともなう制裁措置の一環として、北朝鮮国籍者の入国を禁止している。だが、北朝鮮が札幌大会の出場を控えて免除措置を要請したことを受け、日本政府も例外的に入国を認めた。

北朝鮮は今大会で、スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートなどの種目に選手７人が出場する予定だ。２０１１年のカザフスタンのアルマトイ大会の時よりも選手団規模は縮小された。当時は個人種目に１２人、女子アイスホッケー種目に出場してフィギュアスケートのペア部門で銅メダル１個を獲得していた。

重要なのは北朝鮮の平昌（ピョンチャン）五輪出場の有無だ。北朝鮮が札幌大会に出場することで、１年先に迫った平昌冬季五輪出場の可能性についても肯定的に捉える見方が強まっている。北朝鮮は２０１４年ソチ冬季五輪には参加しなかったが、２０１０年バンクーバー冬季オリンピックには出場したことがある。また、２０１４年仁川アジア競技大会に参加しているだけに、平昌への出場も十分に可能性がある。