トランプ・安倍が率いる通商戦争、韓国は1級次官補が担当
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.06 08:50
貿易大国は通商戦争を控え機敏な対応に乗り出している。トランプ米大統領は就任直後から保護貿易主義の手綱を引いている。これに対抗して日本と中国などは通商組織を拡大改編し対応に奔走している。トランプ大統領の思い切った通商攻勢の背景には緻密な準備があった。トランプ大統領は就任直後に国家通商会議(NTC)という組織をホワイトハウス傘下に新たに作った。トランプ発保護貿易主義の「コントロールタワー」だ。対中強硬派であるカリフォルニア大学アーバイン校のピーター・ナバロ教授が初代委員長に任命された。
すでにトランプ大統領は日本と中国を、ナバロ委員長はドイツを相手に「為替相場操作」を問題にし一糸不乱に「通商戦争」の火ぶたを切った。今後米国の通商戦略はNTCが主導し、商務省と米通商代表部(USTR)が行動に乗り出す構造になるものとみられる。産業通商資源部関係者は「トランプ政権がNTCを新設したことで米国の通商は3つの機関を中心になされるだろう。トランプ大統領の意中をよく知るナバロ委員長はこれまでのオバマ政権とは全く異なる政策を展開するだろう」と話した。