【コラム】我々は今夜戦って勝てるのだろうか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.03 15:01
ワシントンから南西側に60キロほど離れた小さな村クァンティコ(Quantico)は米国海兵隊のゆりかごだ。バージニア州プリンスウィリアムカウンティにあるここに約20万人の兵力を指揮する海兵司令部と海兵大学・訓練所などが集まっている。クァンティコを支配するのは「常に忠誠をつくす」(Always Faithful)という意味のラテン語「センパーフィデリス」(Semper Fidelis)だ。今年で創設242周年を迎える米海兵隊の精神が凝縮されたモットーでもある。
昨日ソウルに来た米国防長官ジェームズ・マティス(James N.Mattis)を育てたのもクァンティコだ。彼は志願入隊した海兵隊として45年間服務し、2013年に退役した予備役大将だ。マティスは普段から口癖のように「私は海兵隊と結婚した」と話す。実際、生涯独身で生きてきた。84年に歴史ある雑誌エスクァイアが彼を表紙モデルにし、修道僧のように暮らす将軍という意味の「General Monk」というタイトルをつけたのもこうした背景からだ。マティスと親しいある人物は「彼の部屋には小さなベッドと聖書1冊が置かれていて、4つ星将軍の宿舎とは信じがたいほどだった」と語った。