【時視各角】保守の没落=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.03 13:10
旧正月の連休には大統領選挙の話で盛り上がったが金英蘭(キム・ヨンナン)法もかなり話題になったという。消費の絶壁、人口の絶壁の前に憂いの深い経済だ。やりとりした旧正月の贈り物が目に入ってこないから懸念を兼ねた酒の肴になったのだろう。実は、金英蘭法は李明博(イ・ミョンバク、MB)政府の時に作られた。国民権益委員会がその時にできたが、スタート時からの力点の課題だった。金英蘭権益委員長の前任者の李在五(イ・ジェオ)委員長が「現実的でない」と一蹴して一旦終わったものの、金委員長が閣僚会議案件として申請しMBが力添えして復活した。
不思議なことは良くても悪くても、人でも政策でもMBの手にかかりさえすれば汚物扱いした朴槿恵(パク・クネ)大統領がこの法律はそのまま受け入れたという事実だ。明確な業績がなかったところで「n分の1(割り勘)」の定着を朴槿恵政府の看板商品として前面に出そうとしたという話を多く耳にする。情けないのはこのような看板事業が施行からわずか100日で同じ政府によって手術台に乗せられたという点だ。与党まで加勢して「内需不振は金英蘭法のため」と責め立てるのを見ると、まるで待っていたと言わんばかりだ。この程度の予想をできなかったはずはないのに。