韓国安東の宗家料理、世界市場に羽ばたく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.03 10:30
慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)の宗家料理が世界市場に向けてその第一歩を力強く踏み出した。宗家料理を前面に出した安東の(株)礼味亭(ヨンミジョン)は、先月20日、スペイン・マドリードで開かれた国連世界観光機関(UNWTO)主催のFITUR(国際観光見本市)で晩さんを準備した。タリブ・リファイ(Taleb Rifai)UNWTO事務総長が主管したこの日の晩さんには、見本市に参加するためにやって来た欧米・アジア・中東・アフリカなど大陸別の各国文化観光機関トップや大使ら134人が参加した。世界舞台のデビューがVIP晩さん会だったのだ。それも招待を受けて。華やかな第一歩だ。
礼味亭は宗家料理の代表格である「九菜膳」(基本料理のほかに副菜が9種類つく韓定食の一種)を真鍮の器に盛り付けて出した。前菜としてサービングされた「山参新芽サラダ」は、広く知られた高麗人参の効能のおかげで話題となった。チャプチェに盛り付けられた卵焼きや松茸など、色とりどりの飾り付けは口よりも先に目を魅了し、醗酵食品のしょう油やキムチなどは健康食として彼らにも通じた。七種類のナムルが盛り付けられたビビンバも出された。宗家料理は彼らにとって初めてのものだったが、おかわりを求める声がひっきりなしに続いた。