【コラム】今から心配になる韓国次期大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.28 06:20
韓国で大統領とサッカー代表チーム監督は熱狂と幻滅の周期が非常に短いという共通点がある。韓国サッカー代表のウリ・シュティーリケ監督は、2年前アジアカップで準優勝を果たしたときには「ゴッティーリケ」〔ゴット(神)+シュティーリケ〕という賛辞を受けたが、3カ月前にイラン遠征で完敗して以降、「バブルが消えた」と言われて更迭の圧迫に苦しめられている。新監督としてモウリーニョかグアルディオラを迎え入れるとの声がささやかれているが、代表チームがイランあたりを簡単に“料理”できるかは疑問だ。
初の女性大統領で、1987年の改憲以来初めて過半得票大統領として期待を集めた朴槿恵(パク・クネ)大統領も最近は更迭危機にさらされている。憲法裁判所による弾劾審判の決定方向を予断することはできないが、政界ではすでに早期大統領選挙を既成事実化して次期権力の争奪に余念がない。ところで「誰が次期大統領になるか」も大切だが、「次期大統領は成功できるか」という問題のほうがはるかに重要だ。