金正恩委員長の執権5年間、パワーエリート31%交代
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.26 13:36
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が執権後5年間、幹部の4分の1を入れ替えたことが分かった。韓国統一部が北朝鮮のパワーエリート300人の個人情報と経歴を記載して24日に出した『2017北朝鮮主要人事人物情報』(人名録)を分析した結果だ。統一部は北朝鮮の公式発表と官営メディアに公開された人物に基づき、労働党副部長級・内閣の相・軍部の上将(星3つ)以上の約300人の人物資料を毎年公開している。
中央日報が金正恩委員長の執権1年目(2012年)と今年の人名録を比較した結果、2012年当時の328人のうち101人(31.2%)が抜け、今年300人のうち78人(26%)が新しい名前だった。張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長、姜錫柱(カン・ソクジュ)国際担当書記、金格植(キム・ギョクシク)人民武力部長などが消えた代表的な人物だ。しかし残りの83人の所在は把握されていない。約80人が解任または退任となり、新しい人物に交代したということだ。統一部の当局者は「金正恩が5年間に父の時代の人物を退かせ、頻繁なエリート交代を通じて自分と一緒にする人たちを探しながら、収拾期間を経た結果」とし「公開されなかった交代人物を考慮すれば、その幅はさらに大きくなるだろう」と話した。