【時視各角】トランプ「中国が3つならどうだ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.23 14:16
ただ一つ確実なことは、彼が不確かだという事実だけというトランプ時代が到来した。ジャングルブックの世の中に冷酷な無法者が現れるとオオカミファミリーの平和が破壊されるという状況が、今後地球のあちこちで起きるかもしれない。16分に過ぎないトランプの就任の挨拶は血戦を予告する言葉でぎっしり埋まっている。「空虚な話をするだけの時代は過ぎた。行動する時間が到来した。どんな挑戦も米国の心と戦い、精神に対抗できない」「米国製品を買え。米国人を雇用しろ(Buy American.hire Americans)」「自分たちの利益を最優先にする権利がある。われわれはそのようにする」
話し合いよりは拳や力による一方主義を、トランプのように露骨かつ荒々しく突きつけた米国大統領はおそらくいないだろう。「他国を支援している間、悲しくも米国の軍隊は枯渇し、数兆ドルを海外に使っている間、米国のインフラは腐っていき、他国を豊かにさせる一方で米国は貧くなった」という明瞭な被害意識が彼を支配している。