<トランプ時代>米国の6大国政基調…韓国の前途は険しく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.23 13:52
トランプ米大統領は20日(現地時間)の就任式に合わせてホワイトハウスのウェブサイトを通じて6大国政基調を公開した。「米国優先主義(America First)」を公式ビジョンとして宣言した就任演説を反映させたものだ。選挙期間に公約したように前任のオバマ大統領の政策を覆す内容も数多く含まれた。トランプ大統領が就任直後の最初の公式業務に選択したのもオバマケア(健康保険改革法)改正のための行政命令への署名だった。
トランプ大統領がこの日に公開した6大課題は▼米国優先エネルギー計画▼米国優先外交政策▼雇用創出と成長▼強い軍隊の再建▼公権力の回復▼すべての米国人のための貿易協定--。概略的な構想レベルだが、公言した強硬策を進めていくという意志を込めた。
「米国優先外交政策」については「米国の利益と安保に集中する」とし「力による平和が外交政策の中心になるだろう」と強調した。最優先対外政策課題にしたのはイスラム国(IS)打倒だ。「必要な場合は攻撃的な合同軍事作戦を行う可能性がある」と明らかにした。激変が予告される対ロシア・対中国関係に関する具体的な言葉はなかった。しかし「長い間の敵が友になるのはいつでもよい」とし、国際秩序の再編の可能性に言及した。また「強くて尊重される米国と一緒なら世界はさらに平和で繁栄する」と述べ、国政ビジョンを改めて強調した。