次期政権に渡された国定教科書…「事実上、廃棄の手続きへ」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.28 11:08
韓国政府が来年からすべての中高校で国定歴史教科書を使わせようとした計画を撤回した。適用時点を2018年でに1年の猶予期間を設けて各学校に国定・検定教科書の中で選択させるということだ。これは教科書の運命を次期政府に渡したもので、一部では事実上廃棄の手続きに入っているのではないかという声も出ている。
教育部は27日、このような内容の「正しい歴史教科書」(国定教科書)の現場適用方針を発表した。まず、来年は現行通りに各学校で既存の検定教科書を使うことになる。ただ、来年も国定教科書の使用を希望する学校は「研究学校」に指定し、試験的運用を続けていく方針だ。2018年には、学校が国定と検定の中から教科書を選択する「国・検定混用」を推進する。これを受け、各出版社は2018年から中高校に適用される新教育過程(2015改正教育過程)に合わせて新しい検定教科書を作らなければならない。