韓国、機内暴言・ハラスメント・暴行4年間で1506件…ほとんど罰金刑だけ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.23 09:03
「航空機の安全を深刻に脅かす騒動を起こした乗客を‘帰宅措置’させた警察を理解することができない。」「大韓航空は飲酒騒動の前歴がある乗客にまた酒を飲ませて国の恥までさらしたのに規定通りしただけだという。情けない。」今月20日に発生したイム氏(34)の大韓航空機内騒動事件に対する警察と航空会社側の安易な対応を巡る批判があふれている。警察は生ぬるい対応で一貫し、航空会社はマニュアルに従ったとし、むしろ「被害者」のように振舞っているというのだ。
まず、警察が騒動の張本人であり9月に同じ騒ぎを起こしたことがあるイム氏を簡単な調査の後に帰宅させた措置に対する反発が相当ある。警察は「酒酔者(酒に酔った犯罪容疑者)」に対する通常の調査手続きの通りに行っただけだという立場だ。仁川(インチョン)空港警察隊の関係者は「当日、被害乗務員などに対する調査が遅く終わり、イム氏は容疑が確認されたうえに父親がきて身元保証を請け負ったためあえて収監する必要がなかった」と22日に明らかにした。しかし、ネットユーザーの間ではイム氏が中堅企業の代表の息子である点を挙げ、「金持ちの家の息子なので便宜を図ったのではないのか」という主張まで出ている。