韓経:韓国イースター航空・チェジュ航空機がモンゴルに行って修理する理由は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.19 17:47
イースター航空では、10月にB737航空機の胴体が地上操業中に破損する事故が発生した。同社は当時、航空機を整備する格納庫(ハンガー)を1カ月間見つけることができなかった。自社ハンガーを1カ所も持たない韓国内の格安航空会社(LCC)はこれまで重整備を受けようとすれば中国やシンガポール、台湾などに航空機を持っていかなくてはならなかった。イースター側は航空機を遠くまで飛ばすことができないほど胴体が破損すると、国内での急な「応急室(ハンガー)」探しを余儀なくされた。
イースター航空は自社ハンガーを持つ大韓航空とアシアナ航空に助けを求めたが拒絶された。挙句の果てには仁川(インチョン)空港内に臨時ハンガーを設置するアイデアまで出した。しかし空港側が安全上の理由でこれを許可しなかった。イースター側は苦労の末に輸送機や軽攻撃機など軍需航空整備(MRO)経験のある韓国航空宇宙産業(KAI)の慶尚南道(キョンサンナムド)の泗川(サチョン)工場で整備を受けることができた。飛行機1機を一日だけ休ませても約1億ウォン(約987万円)の損害を被る格安航空会社の立場で、整備場を見つけることができず、莫大な損失を被ったことが問題として指摘されている。