潘基文（パン・ギムン）国連事務総長が「韓国の国民が、現在の危機の克服を助けることができる新しい形態の包容的リーダーシップ（ｉｎｃｌｕｓｉｖｅ　ｌｅａｄｅｒｓｈｉｐ）を切実に望んでいること（ｄｅｓｐｅｒａｔｉｏｎ）を知っている」と述べた。

潘事務総長は１６日（現地時間）、ニューヨーク国連本部で行われた国連出入り記者団との記者会見で「（最近の崔順実事態は）韓国国民が迎えた最も大きな危機の中の一つ」とし、このように明らかにした。続いて「韓国国民が苦労して成就した民主主義と経済発展を失いたくないというのが分かる」とし「国の未来に対する国民の不安を理解することができる」と強調した。潘事務総長は「韓国国民の回復力と非常に成熟した民主体制を通じて、この困難を早期に克服すると確信している」と述べた。

潘事務総長は１２月３１日に第９代国連事務総長から退く。退任後は休養を取り、１月中旬に帰国する計画だ。帰国後の計画については「政治指導者、市民社会団体代表、友人など、できるだけ多くの人たちと会い、私が韓国のために何をするのが最善であり、また何ができるかを真摯に考えたい」と述べ、大統領選挙挑戦の可能性を表した。