「価性比」に敏感な2030世代、「メイドインチャイナ」にはまる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.16 13:09
ソウルのある中堅企業で勤める会社員キム・ジニルさん(31)は最近スマートフォンを中国華為のP9(出庫価格59万9500ウォン、約5万9890円)に変えた。ずっと韓国ブランドを使っていたが「価性比(価格対比性能)がよい」という友人の勧めで今回は心変わりした。キムさんは「中国ブランドに対する好き嫌いは特になかったが、これを機に確かめてみると中国企業製品をすでに多く使っていた」と話した。
キムさんは週末にはシャオミ(XIAOMI)の電動ホイールであるナインボットミニに乗り、三国志を素材にしたモバイルゲーム『三國志曹操伝』を楽しむ。最近では少女時代のユナが出演した中国ドラマを原作にしたゲーム『武神・趙子龍』もやり始めた。友人との忘年会もソウル永登浦区(ヨンドンポグ)の大林中央市場の「火鍋」(中国式シャブシャブ)の食堂でやる予定だ。
2030世代(20~30代)の消費者を中心に中国製品と文化の消費が増加している。いわゆる中流(Chinese Wave)だ。中国内で韓国大衆文化を制限する限韓令が進行中なのとは対照的だ。シャオミの空気清浄器を居間に置いて、中国電子商取引業者アリババの海外個人輸入サイトのアリエクスプレスでショッピングをして、中国ドラマを探して見て、火鍋や麻辣湯、羊肉の串焼きを好んで食べる韓国人が増えているのだ。